種まきジャーナル2011.6.6より小出先生のテルル132に関する発言要旨
テルル132はどういうものか?
ヨウ素132の親核種。ヨウ素132は寿命が短い。テルル132が出てくるとヨウ素132が生み出される。テルルを見ていればヨウ素のことが分かる。燃料棒の被覆管が破れない限りテルルは出ない。事故の初期に被覆管が損傷していた証拠。被覆管のジルコニウムが水と反応する温度が850〜900度。事故の初期の段階でその温度に達して被覆管が壊れていた。
プルトニウムというのは、なかなか核燃料の中からは出にくい放射性物質なのです。ウランもそうですけれども。そういう、燃料の中から出にくいものまでが既に環境に出て来る程、事態が悪化しているという事だと思います。
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