2012年3月20日火曜日

徳島県の回答が的を射ててすごいぞ! 修正前バージョン


■ご意見

登録・更新日:2012-03-13

60歳 男性

タイトル:放射線が怖い? いいえ本当に怖いのは無知から来る恐怖


東北がんばれ!!それってただ言葉だけだったのか?東北の瓦礫は今だ5%しか処理されていない。

東京、山形県を除く日本全国の道府県そして市民が瓦礫搬入を拒んでいるからだ。

ただ放射能が怖いと言う無知から来る身勝手な言い分で、マスコミの垂れ流した風評を真に受けて、

自分から勉強もせず大きな声で醜い感情を露わにして反対している人々よ、恥を知れ!!


徳島県の市民は、自分だけ良ければいいって言う人間ばっかりなのか。

声を大にして正義を叫ぶ人間はいないのか? 情け無い君たち東京を見習え。


■回答

【環境整備課からの回答】

貴重なご意見ありがとうございます。せっかくの機会でございますので、徳島県としての

見解を述べさせていただきます。


このたびの東日本大震災では,想定をはるかに超える大津波により膨大な量の災害

廃棄物が発生しており,被災自治体だけでは処理しきれない量と考えられます。


こうしたことから,徳島県や県内のいくつかの市町村は,協力できる部分は協力したい

という思いで,国に対し協力する姿勢を表明しておりました。


しかしながら,現行の法体制で想定していなかった放射能を帯びた震災がれきも

発生していることから,その処理について,国においては1kgあたり8000ベクレルまでは

全国において埋立処分できるといたしました。

(なお,徳島県においては,放射能を帯びた震災がれきは,国の責任で,国において

処理すべきであると政策提言しております。)



放射性物質については、封じ込め、拡散させないことが原則であり、その観点から、

東日本大震災前は、IAEAの国際的な基準に基づき、放射性セシウム濃度が1kg

あたり100ベクレルを超える場合は、特別な管理下に置かれ、低レベル放射性

廃棄物処分場に封じ込めてきました。(クリアランス制度)



ところが、国においては、東日本大震災後、当初、福島県内限定の基準として出された
8,000ベクレル(従来の基準の80倍)を、その十分な説明も根拠の明示もないまま、
広域処理の基準にも転用いたしました。

(したがって、現在、原子力発電所の事業所内から出た廃棄物は、100ベクレルを

超えれば、低レベル放射性廃棄物処分場で厳格に管理されているのに、事業所の

外では、8000ベクレルまで、東京都をはじめとする東日本では埋立処分されております。)


ひとつ、お考えいただきたいのは、この8000ベクレルという水準は国際的には低レベル

放射性廃棄物として、厳格に管理されているということです。


例えばフランスやドイツでは、低レベル放射性廃棄物処分場は、国内に1カ所だけであり、

しかも鉱山の跡地など、放射性セシウム等が水に溶出して外部にでないように、地下水と

接触しないように、注意深く保管されています。


また、群馬県伊勢崎市の処分場では1キロ当たり1800ベクレルという国の基準より、

大幅に低い焼却灰を埋め立てていたにもかかわらず、大雨により放射性セシウムが

水に溶け出し、排水基準を超えた事件がございました。


徳島県としては、県民の安心・安全を何より重視しなければならないことから、一度、生活

環境上に流出すれば、大きな影響のある放射性物質を含むがれきについて、十分な

検討もなく受け入れることは難しいと考えております。


もちろん、放射能に汚染されていない廃棄物など、安全性が確認された廃棄物まで

受け入れないということではありません。安全な瓦礫については協力したいという

思いはございます。


ただ、瓦礫を処理する施設を県は保有していないため、受け入れについては、施設を

有する各市町村及び県民の理解と同意が不可欠です。


われわれとしては国に対し、上記のような事柄に対する丁寧で明確な説明を求めている

ところであり、県民の理解が進めば、協力できる部分は協力していきたいと考えております。


※回答文については、提言者にお返事した際の内容を掲載しております。

その後の事情変更により、現在の状況と異なる場合がありますので、

詳しくは担当課までお問い合わせください。



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