広島市立大学広島平和研究所 高橋博子講師 略歴
http://serv.peace.hiroshima-cu.ac.jp/cgaiyo/kenkyuin8.htm
岩上:ABCCには内部被曝の調査を行った科学者もいる。極秘計画「ICHIBAN」計画が元で、DS86も作られたが、DS86は内部被曝を無視した。内部で意義を唱えた科学者もいる。
高橋;内部被爆については無視されてできあがっている。核兵器を開発する側があみだした、ものさし。日本政府はこのものさしで被爆者を切り捨てていった。
岩上:「日本の政府は被曝認定に消極的なのは、保障の経済的問題かと思っていたが、元々のも のさしがアメリカのものを用いていたから。アメリカはなぜ内部被曝を軽視するのか」
高橋;第五福竜丸問題。 鳩山一郎氏は原爆投下は無差別大量兵器で違反と発言したが第五福竜丸については…。アメリカが日本に支払って第五福竜丸の事は終わってしまった。賠償補償じゃなくお見舞い金で。岩上「日本の政府は何故米国のものさしをそのまま当てはめるか」
高橋:「1954年の第5福竜丸事件の時も当時の日本の外相は核実験自体には賛成した。200万ドルを米国側が日本側に支払い、日本政府はマグロ線量を測る事をやめてしまった。放射線影響日米会議、開催されたが、アメリカ原子力委員会の人のみ。安全だと言って日本政府の対応をうちきった。
高橋:「1分間に500万CPMまで食しても良いと米国が決めたので、日本は第5福竜丸事件のときにそれを受け入れた。緩い基準で得する人が基準を決めている」
岩上:「福島原発後の食の安全をめぐる基準認定の動きと、第五福竜丸の被曝後、米国の原子力委員会の認定を受けて日本政府が示した基準認定の動きは、類似している」
高橋;鳩山一郎氏、朝日新聞一面で発言。事後検閲体制する中で新聞社側も自己規制をするようになれてきて。新聞社がなかなか報道しにくい状況続いていった。
岩上;「一般の国民には、日本がどのような形でアメリカの言うなりになってきたか。その流れが見 え辛い」
高橋;50年代以降、日本も原発導入方針決まった。原子力平和利用と。プロパガンダ。アイゼンハワー。読売新聞、朝日新聞が強力。被爆者遺品を別の所に移し開催。核問題にはそんな流れが。
高橋;日米安保の反対運動あった。ベトナム反戦運動。アメリカに影響。アメリカに飼いなされていたが違う可能性もあったが残念ながら更にアメリカに飼いなされる方向で今にいたる。日本。
高橋:;新聞最近、開き直ってきてる。原発反対運動高まってなくなるかもしれないという所でおいつめられ本音出してるのかも。核兵器持込歴史も追求もタブーだったが。メディアもだまってたが。
岩上:「米国の視点に立つと、核兵器を用いた相手国に、自主権を渡した上で、そう簡単に核兵器と化す原子力を渡すとは思えないが」
岩上:「敵対するかのようで、核保有国として共通利害を持ち得た米国とソ連は、なぜともに内部被曝をこのように軽視してきたのか」
高橋;放射線被爆の歴史を読めばかなり関係図含めて見えてくる。亡くなったが神戸大學の先生の本。10月に増補版出た。研究会の方がふくいち原発含めて。原点がふかつする形で出版。(よみたい!)
高橋;テーラ議長。その他がマンハッタン計画で人体実験の研究者が委員として1946年アメリカで発足。1950年にICRP発足。アメリカ研究所意向反映され発足された。ICRP。
高橋;アメリカ原子力委員会。国連化学委員会発足したが発足にあたって根回ししたのがメリルアイゼンバット。内部被爆研究。ルイスストローズに相談し。国連化学委員会発足。本人みずから告白。
高橋;国連化学委員会は政治的な意味ある発言を出さないと決まってしまう。IAEAもできてしまう。放射性人体影響について批判めいた研究が出されてしまうとまずいという発想がアメリカとソ連に。
岩上;広く知られるとまずいと。被爆。徹底的情報統制操作。隠蔽。小さい核の事故。核実験。報告は莫大にある訳なのに過小に。残留放射線、内部被爆で健康被害事実が広がってしまっては困る理由は?岩上「内部被曝については徹底した隠蔽、過小に見積もろうとし、ジャーナリズムも懐柔してきた。そのためには膨大なコストがかかるはず。にも関わらず行われてきたのはなぜ」
高橋:核兵器・原発によって潤う人々は結局、それなりの権力者。だから潤沢なプロパガンダが 行える。
高橋;核兵器開発企業や政府であったり、利益得る株主等。核兵器は飛散で持ってはいけないという声をもっとも恐れてる人。原発もうるおってる人達が権力で。核兵器、原発。
高橋;911の後。事情変わってきてる。テロリストの核兵器の脅威と言い出す人が。体制強化されたが。テロという事に凝縮させ標的をソ連からテロにすりかえた。ものは維持する体制に。
高橋:軍産官学複合体は、米国ではマンハッタン計画で築かれた。複数の大学でも人体実験。
岩上:事実が伝わり、核廃絶の運動が広まるとしても、原子力産業に関わる人たちは、なぜここまで残留放射能、内部被曝の問題を隠蔽しようとするのか。
高橋;マンハッタン計画時代に築かれた複合体はある。大学も巻き込んでる。人体実験にかかわってた研究機関なので、プルトニウムを注射しどんな影響及ぼすか経過観察したりした。障碍者や囚人。イヌイットの人にも。
高橋:人体実験の犠牲者、イヌイットや囚人、障碍者、有色人種など社会的弱者。
高橋:ヨウ素131もイヌイットの人達に注射した。
岩上:原子力に関しては、軍産官学に報道が加わる。
高橋;アメリカ。冷戦終わって自由な雰囲気があったが9.11の同時多発テロ以来、全てのメディア が好戦的報道になった。アメリカ巨大メディアも複合体の大きな役割。9.11更に強化。
高橋:90年代に米国に住んでいたが、冷戦後で自由な雰囲気があった。9.11で変化した。メディア もやはり加担している。
高橋:米国にとって日本は便利な反共の砦。日本の戦後保守は本来はナショナリストではない。
高橋;アメリカは日本を守ろうというのでなく便利なとりで。ナショナリストではない。二面性がある。日本はアメリカ核体制の中に入ってしまう事がアメリカは自分達の利益になるという発想。
岩上:孫崎さんんが指摘していてることであるが、核共有に関して。米国は主権と核をふたつセットでは渡さない。米国の核体制下における日本とはどういう存在か。
高橋;日本はアメリカに核の傘(をさしてもらったの)でなく、ターゲットにされた。それどころか放射性降下物の傘に(入った)、日本も世界中も(放射能の危険に)さらされ続けてきた。アメリカに。今も原発を通して。
岩上:米韓FTAは、事実上米韓併合。富と権利を米国が持っていく。
岩上:米国が日本を組み敷いてきた構図は、核戦略もTPPも同じだと思うが。たとえば米韓FTAの内容は全く報道されないが、富と権利をすべて奪う主権の剥奪にひとしい。
岩上:なぜ全面的に屈服し、滅亡への道を歩もうとするのか。その背景には、核の力の有無があるのか。
高橋;アメリカ理想国とすりこまれた流れ。60年安保闘争があったがアメリカがいいイメージ。対米重視対策。それが問題。心中主義。経済のあり方。何の反省もなく取り入れてしまう。問題。
高橋;チリ人監督映像見た。監督が学生時代逮捕され収監され友人も亡くなった。証言を引き出そうとするドキュメント。チリは新自由主義の実験場になったと。そういう方向のままストップかかってない。
高橋;学生達ようやく怒りを出し始めてきた。アメリカも大学の学費が高い。学生は500万円借金 かかえて卒業。ローンがすごい。ヨーロッパ大学は学費がかからない。留学生にも。全然違う。
高橋:メデイアも含めてエリート。
岩上:核は誰も差別しない。世界中に影響が出る。新自由主義の世界の中で、選良にだって被害は出る。なぜ平時にこんなことができるか。
岩上:核爆発も原発も無差別的かつ持続的、しかも広範囲的である以上、その被害を知らしめていくのは当然のはずなのに。戦時ならばまだしも、平時で知らせないのはなぜか。
高橋:結局、弱い地方、植民地に押し付けることで核政策は進められてきた。
高橋;原発は地震列島にたてるのは危険。地方におしつけてる。東京に電力を流す。構造自体が問題。核実験場もアメリカから遠く離れてる。植民地をつかって実験。
岩上:250キロ離れた都心も汚染されている。なのにどういう理由で、原発を続けようとするのか。
岩上:冷戦下でもないのに、日本では原発が建てられ続ける。何故か。
高橋;原子力村そのものが問題。アメリカの放射線委員会でさえ低線量被爆認めてるのに。日本専門家は軽視発言繰り返し。アメリカよりも先に進んでる状態。やめられなくなってきてるのかも。
高橋:日本の原子力ムラ、放射線防護の学者たちは、ある意味米国よりも進んでいる。内部被曝を認めないことが彼らのアイデンティティ。原子力ムラを守るため。
岩上:長崎から福島に乗り込んだ山下俊一氏のような原子力村エリートは、どのようにして生まれてきたのか。広島長崎には反核運動の一方で、彼のような存在もいたということか。
高橋;日本は世界一、内部被爆についてむとんちゃく。広島大学と長崎大学、放影研、科学的交流で優遇される関係。放影研は、アレルギー研究所がアメリカにあって、予算とってもらってる。
岩上:ABCCが日本を舞台に成立し、医学者を巻き込みながら放影研へとつながったところの説明をお願いします。
高橋;日本は世界一、内部被爆についてむとんちゃく。広島大学と長崎大学、放医研、科学的交流で優遇される関係。放医研は、アレルギー研究所がアメリカにあって、予算をとってもらっている。731の関係者とABCCが絡んでるとすると相当なスキャンダル。731は戦時中中国なんかで相当人体実験してた。そんな組織とABCCが絡んでたの?原爆傷害調査委員会 ABCC原子爆弾による傷害の実態を詳細に調査記録するために、広島市への原子爆弾投下の直後にアメリカが設置した機関である。
岩上:原子力に関しては、軍産官学に報道が加わる。
高橋:内部被曝をここまで彼らが懸命に研究している事の、本当の狙いはやはり分からない。どのような軍事利用があるか。
高橋:「放射性廃棄物を使ったダーティーボムが話題になったとき、逆に95%放射性物質がカット できるクリーンボムを作ろうとした米国人もいた」
高橋;汚い爆弾。言われたから放棄すると思いきや綺麗な爆弾を作ろうとした。エドワードテラー。何とかして次の手をうつ。95%放射線をカットできるからと。放射性降下物あまり出さない核爆弾。
高橋:綺麗な核爆弾の研究。放射性降下物を減らす。工事にだって使えるなどと。
高橋;実現はせず。予算はとったが。エドワードテラー。亡くなったが。しょうこりもない。同じ発想が
ずっと続いている。山下氏も。予算がとれるということで。
高橋;笹本氏。去年お亡くなりに。低線量被爆問題いついて危惧されていた研究家。(笹本さん の本、中川保雄放射線被爆の歴史、)エドワード・テラー。ハンガリー生まれでアメリカに亡命したユダヤ人理論物理学者である。アメリカの「水爆の父」として知られる笹本征男さん。在野の歴史家。専門は日本占領史。『米軍占領下の原爆調査 原爆加害国になった日本』 (1995、新幹社)
高橋へ
返信削除あなたのこの笑いはなんですか?何をわらっていらっしゃるのでしょうか?
皆あなたを嘲笑したいのを我慢しているのがわからないでしょうか?
https://www.youtube.com/watch?v=j-TnBNzT9Dw
高橋へ
返信削除あなたのこの笑いはなんですか?何をわらっていらっしゃるのでしょうか?
皆あなたを嘲笑したいのを我慢しているのがわからないでしょうか?
https://www.youtube.com/watch?v=j-TnBNzT9Dw